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2023.10.16

COLUMNフレキシタリアンについて/ライフスタイルベジタリアンについて/ライフスタイル今年のトレンド/ライフスタイル新年企画/ライフスタイル現代食生活について/ライフスタイル環境について考えてみよう/環境/食糧/畜産/SDGs

ミートレスなライフスタイルで友達との食事(外食)はどうする?

ミートレスな食生活で意外と困るのが、外食ではないでしょうか?
今回はベジタリアン歴15年の池野さんにご友人との食事はどうしているのかをご紹介いただきます。
池野さんについては下記のプロフィールをご覧ください。

私自身ベジタリアン歴、15年になりますが、最初お友達や親戚、仕事での食事にはかなり困りました。
今は、ベジタリアン歴も長くなり、時代の変化などもあって、困ることはなくなりましたが、これからミートレスダイエットを始める方は、お友達との外食に関して悩んだり困ることがあるかもしれません。
今回はベジタリアン歴15年の私が、お友達との外食をどうしているのかを、お店選びとマインド面の両面からお伝えさせて頂きたいと思います。

ミートレスダイエットにおすすめの外食と考え方

野菜

ミートレスダイエットを始める際には、ヴィーガン対応のお店を利用するのも良いと思います。
ヴィーガン対応メニューは、ベジタリアンの中でも動物性食品を一切取らないライフスタイルなので、フレキシタリアンなど幅広い食の選択肢に対応しています。

ミートレスに外食しやすい料理3選

ヴィーガン対応やお肉を使用しないメニューがある料理をご紹介いたします。

イタリアン料理

ヴィーガン専門のお店でなくても、ミートレスな食生活を送る人が入れるお店は沢山あります。
中でも、イタリアン料理のお店は、お肉を控えている人でも食べられるメニューが多いです。

パスタやピザなど小麦を使うメニューがメインになるので、グルテンを気にしている方には難しいかもしれませんが、トマト系のパスタやピザにはお肉が使われていないメニューがいくつもあります。
もし、メニューにお肉が使われていないメニューが無くても、お願いすれば大概、該当食材を抜いて作ってくれ、私もベーコンやサラミなどを抜いて作ってもらったことがあります。

インド料理

インドは13億6000万の人口の3割弱が菜食主義とされる、世界最大の「菜食国」です。
インドと言えばやはりなんと言ってもやはりカレーです。
日本でもインドのカレーは大人気ですが、数種類以上のメニューを取り扱っているお店なら大半はお肉を使用していないメニューがあります。
私の知る限り、ベジタブルカレーやダールカレー(お豆のカレー)は殆どのお店でミートレスなメニューがそろっていました。

中東料理

イタリアン料理やインド料理に比べるとお店の数が少ないですが、中東料理もおすすめです。
中東とは、アフガニスタンを除く西アジアから北アフリカのアラブ諸国まで含む総称で、トルコなども含まれます。
イスラム教を信仰する国が多く、宗教上の理由で豚肉をタブーとする人が多く、羊肉・牛肉・鶏肉がよく食べられますが、豆や野菜をふんだんに使った料理が多いです。
特にひよこ豆をペースト状にして作られたフムスや、乾燥ひよこ豆から作るファラフェルは日本人にも人気の料理です。

フレキシタリアンなら、殆どのお店が大丈夫。でも・・・

フレキシタリアンなら、更に食べられるお店の選択肢は広がります。
私は元々はヴィーガンからのスタートでしたが、今はゆるベジスタイル(魚OK、乳卵は繋ぎはOK)なので、この基準になると、むしろ対象外のお店を探すほうが難しいくらいです。
どこまでをOKにするかにもよりますが、フレキシタリアンなら基本、どのお店でも大丈夫です。
ただ、それでもどうしても難しいお店(ジャンル)はあります。
個人差もあると思いますが、私はお肉の匂いが苦手なので、焼肉はかなりきついです。
中華料理も、メニューの殆どに動物性食材が使われているので、できたら外したいお店です。
私はベジタリアンになってから焼肉店に1度、中華料理店に3度行ったことがありますが、正直この2つは、できれば外したいお店になります。

ちなみに、焼肉の時は、みんなが焼肉を食べている横で、ナムルとカクテキで大盛りライスを掻き込んでいました。
食べられるメニュー自体はいくつかありますが、お肉の匂いが結構、きつかったです。
中華料理の時は、お肉を抜いて野菜炒めにしてもらいましたが、みんなが豪華に食べている横で、野菜炒めとライスはちょっと寂しかったです。

外食でお互い嫌な思いをしない&させないために

外食

ヴィーガンやベジタリアンに比べて、フレキシタリアンを始める方の外食の選択肢は広いので基本的に、誰とどんなお店に入っても困ることはありません。
しかし、上で紹介したように、全てのお店がそうなわけではありません。焼肉や中華料理でも、自分がお肉を食べなければ良いだけですが、私が一番嫌だったのは、周りに気を使わせてしまうことです。

周りが豪華に美味しく食べている横で、カクテキやナムル、野菜炒めだけを食べていたらどうでしょう?
本人は良くても、周りは気を使うし、美味しくご飯を食べられないかもしれません。

私はこの経験から、自分にも周りのためにも、できるだけこうしたシチュエーションにならないようにしています。

どのように、そうしているのかというと、

① お肉を控えていることを周りに伝える
② お店選びは自分が主導権を握る
③ ダメなお店の場合は参加を断る

この3つの意識です。
この3つを意識することで、こうしたシチュエーションになるのを未然に防ぐことができます。
この3つについてそれぞれ、もう少し詳しく説明させて頂きたいと思います。

お肉を控えていることを周りに伝える

今は、ヴィーガンやベジタリアンでなくても環境意識が強い方であれば、肉食を控えるのも当たり前の時代です。
そのため、事前に伝えておけば、相手も理解してくれます。
特にフラットな関係の相手には、自分がミートレスな食生活を始めていることを先に伝えておくことです。
そして、焼肉と中華以外なら基本的に大丈夫なことも伝えておきます。
そうすると、相手も焼肉と中華以外で選択してくれるようになります。

ただ、中には肉食を控えることに対して、偏見を持っている人もいるので、フラットな関係でない人に対しては、お肉が苦手で・・・、などと表現するのも一つの方法かもしれません。

お店選びは自分が主導権を握る

それでも、相手は気を使います。そこで、できるだけお店選びの主導権はこちらで握るようにしています。
これは自分のためというよりは、どちらかというと相手のためです。
ただ、主導権を握ると言っても、一方的に決めるわけではありません。 相手の好みなども聞いて、その上で決めるようにします。
そうすると、相手に合わせながら、自分の好きなお店を選ぶことができます。

ダメなお店の場合は参加を断る

それでも、どうしてもダメなお店になってしまった場合は、参加を断るのも一つの方法です。相手に嫌な思いをさせてまで、参加する必要はありません。
ただ、どうしても参加を断れなかったり、会自体には参加したい場合は、その上で決めれば良いと思います。
私も、韓国料理の時も、中華料理の時も、参加が断れなかったわけではありませんが、会自体には参加したかったので、
「私が勝手にお肉を食べられないだけなので、気を使わないでくださいね〜」
と、事前に断りを入れて、参加させて頂きました。

しかし、それも最初のうちだけで、ここ10年以上、こうしたシチュエーションに当たったことがありません。
①と②を意識していれば、③の状況になることは殆どないと思います。
それでも、そのような状況に当たってしまった場合は、その時になってまた、考えるくらいで丁度良いのかもしれません。

まとめ

今回はミートレスな食生活を始める方が友人やまわりの方と外食する際のお勧めのお店と、考え方をメインにお伝えさせて頂きました。
フレキシタリアンが周知されてきたとは言え、まだ、多くの人はお肉を食べないことに対して理解があるわけではありません。

当記事でもお伝えしましたが、気持ちよく外食するためにも、まずは自分自身が知識や考え方を身につけておくことが大切です。
そうすると、誰とでも美味しく、外食を楽しめるようになります。
少しでも当記事が皆さんの外食の際のお役に立てれば幸いです。

エシカルフードのプラントベースフード

私たち、エシカルフード株式会社は「食生活が、地球環境を守る」をテーマに、肉食を控える食生活~Meatless Diet(ミートレスダイエット)~という、新しいライフスタイル・価値観を提唱するために、2021年6月に発足しました。

地球にも、身体にも、動物にも優しいプラントベースドフード」の企画開発・販売と“Meatless Diet”のための有益な情報発信を通じて、あなたの健康と地球環境を守りたいと考えています。

エシカルフードの商品ページはこちらから
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