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2023.10.02

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ベジタリアンが日本の経済を救う⁉︎菜食中心の食生活が与える経済的効果とは?

今回はベジタリアンアスリートの池野さんにベジタリアンが与える経済的効果についてコラムを書いていただきました。
池野さんのプロフィールは下記の記事をご覧ください。

この記事を読んで頂いている皆さんはきっと、自分の健康面だけに興味があるわけではないと思います。
社会問題や環境問題など、様々なことに興味関心があるのではないでしょうか?

私もベジタリアンになって15年が経ちますが、健康面以外にも様々なことに興味関心が向くようになりました。
今回は主に、ベジタリアンが日本の経済に与える影響について、具体的な数字などを交えながら、お伝えさせて頂ければと思います。

ベジタリアンが世の中に与える様々な効果

以前、下記の記事にも書きましたが、ベジタリアンは環境問題に大きな影響を与えます。

人々の心身の健康にも、そうです。
今回は、ベジタリアンが与える経済面の影響についてですが、これは、今私が最も伝えたいテーマのうちの一つです。

日本の経済状況

経済

皆さんは今の日本の経済状況を見て、どう感じていますか?明るく感じていますか?それとも暗く感じていますか?
感じ方や捉え方は、人それぞれです。けれども、今の状況を見て、明るく感じている人は少ないのではないでしょうか?

世界的な物価高や、エネルギー価格の高騰、増え続ける税金など、きっと、この先の日本の未来に、不安を感じている人は、多いはずです。
今は経済的に余裕のある人でも、将来に不安を感じているかもしれません。国の借金は増え続ける一方です。

財務省によると、国債と借入金、それに政府短期証券をあわせた政府の債務、いわゆる“国の借金”はことし3月末の時点で1270兆4990億円と7年連続で過去最大を更新しました。
背景には、医療や介護、年金などの社会保障費が膨らんだことに加え、新型コロナや物価高騰対策などとして、巨額の補正予算や予備費が計上されたことがあります。

増え続ける医療費や介護費用

上で説明したように今の日本は、かつてない大きな借金を抱えています。国の借金の考え方は、色々あります。
「このまま借金が増え続けたら、日本は財政破綻する」という見方をする人もいれば、「日本の場合、借金のうちの殆どが国債で、買っているのも大半が日本人だから問題ない」という意見もあります。

この辺りについて、私は専門家でないので、詳しいことは分かりません。しかし、国の借金が増え続けていることは事実です。
ここで、注目して頂きたいのがこちらです。

グラフ

こちらのグラフは、国民医療費の推移を表したものです。
2019年のものなので若干古いものになりますが、右肩上がりに増え続けているのがわかると思います。

2022年度のデータでは、およそ44兆2000億円と、過去最高値となっています。政府推計によると2040年度には66兆7000億円に上るとの試算も出ています。

一般会計の100兆円と特別会計の200兆円を合わせた約300兆円が日本の国家予算になりますが、国家予算に占める割合からしても、かなり大きな数字であることが想像できるはずです。

ベジタリアンが増えると、日本の経済状況が改善する理由

少子高齢化が進んでいるとはいえ、国民医療費が増え続けることは、財政的には勿論、健康面など、根本的にも大きな問題です。
では、このような状況を私たちは指を咥えて見ていれば良いのでしょうか?
国の財政のことなど、私たち個人でどうにかできる問題ではありません。

しかし、どうでしょう?仮に国民医療費を半分の22兆1000億円に減らすことができたら。
現在(22年度)の消費税収入は21兆6000億円です。国民医療費が半分に減れば、消費税分が丸々浮くことになります。

統計などがあるわけではないので、正確なことは言えません。しかし、私たち一人ひとりが、健康に留意することで、国民医療費を半分に減らすことはできるはずです。

66兆7000億円の試算が出ている2040年に現在の半分の21兆6000億円まで減らせればその差額は45兆1000億円です。

ベジタリアンやヴィーガンだから絶対に健康になる。ベジタリアンやヴィーガンが絶対の健康法だ。などと言うつもりはありません。
しかし、私を含め、多くの人が食生活を改善したことで、健康な身体を手にしています。
これは私の持論ですが、地球が元気なら、その地球上で暮らす私たち人間も元気になって当然だと思っています。逆に地球が元気でなければ、私たち人間も元気に暮らすことはできません。ベジタリアンは、地球環境にとって、様々な有益な影響を与えます。

一人ひとりが食に関心を持ち、何か少しでも実践することで、必ず地球は元気な方向に向かうはずです。地球が元気になれば私たち人間も元気に生きられます。

一人の百歩よりも百人の一歩

仲間

【一人の百歩よりも百人の一歩】という言葉があります。私たち一人ひとりは、地球の人口から見れば80億分の1に過ぎません。
一人で百歩進んでも、全体に与える影響など微々たるものです。しかし、80億人全員が一歩だけでも前に進んだらどうでしょう?
8000万人が百歩進んだのと同じ数字になります。100%完璧にやる必要はありません。

しかし、週に1日だけでも。週に1日が多ければ月に1日だけでも、自分の健康や地球環境のことを考えてみたらどうでしょう?
その小さな意識が、自身の健康だけでなく、世界の経済や地球環境にも繋がるかもしれません。

まとめ

物価高やエネルギー価格の高騰など、今のままでは、日本の未来に明るい兆しは見えません。
しかし、私たち一人ひとりが、普段の食事から少しずつでも意識を広げていくことで、日本ないし、地球の未来は必ず明るいものになるはずです。
今回は、ベジタリアンが経済に与える影響について、書かせて頂きましたが、当記事が少しでも皆さんの豊かな暮らしの参考になれば幸いです。

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【参考文献】
”国の借金” 過去最大1270兆円余 財政状況が一段と厳しく
日本の国民医療費の推移のグラフ
昨年度の医療費 約44兆2000億円 2年ぶりに過去最高更新
2040年度の医療費、66兆7000億円、政府推計
日本の「国家予算」とは? - 約300兆円の内訳から使い道まで解説
【数字は語る】なぜ2022年度の税収見積もりが過去最高になったのか