今回はベジタリアン歴15年の池野さんにベジタリアンの効果についてランキング形式でご紹介いただきます。
池野さんのプロフィールは下記の記事をご覧ください。
現在私は45歳ですが、30歳の時に、時間節約のために始めたプチ断食(朝ご飯抜き)をきっかけにベジタリアンになりました。
当初は時間節約だけの目的でしたが、ベジタリアンを15年続けたことで、様々なメリットを実感しています。
今回は、私の実体験から15年続けて感じた、ベジタリアンの効果やメリットをベスト5形式でご紹介させて頂きます。
ベジタリアンの効果&メリット【ベスト5】
冒頭でも述べましたが、私がベジタリアンになった当初の目的は、朝ごはんを抜くことでの時間節約(作る時間と食べる時間)でした。
今は1日1食+おやつなので、更に時間節約のメリットを実感しています。
しかし、時間節約はプチ断食のメリットで、ベジタリアンのメリットではないので、今回のベスト5の中には入れていません。
ベジタリアンの効果やメリットは恐らく5つ以上、もっとたくさんありますが、今回は5つに厳選してお伝えさせて頂きます。
ベジタリアンの効果やメリット第5位!【スタミナが付く】
ベジタリアンの効果やメリット第5位は、【スタミナが付く】です。
多くの人は、野菜中心の食事では、スタミナが付かないのでは?とか、すぐにバテてしまうのでは?と考えていると思います。
動物の食性と持久力(スタミナ)の関係に辿り着きました。
一般的に、肉食動物よりも草食動物の方がスタミナ(持久力)があります。
動物だけではありません。江戸時代に、親書や文書など書類や、金銭や貨物を運ぶ仕事として、飛脚という職業がありましたが、彼らの食生活は一日2回の玄米の乾飯(ほしいい)と漬物程度だったと言います。
今で言う玄米菜食です。
彼らに、お肉を食べさせると、スタミナが落ちて、走れなくなったという話もあります。
私も持久力が付いたのは、ベジタリアンになってからです。動物や江戸時代の飛脚の事例などからも、これは間違いないと思っています。
持久力が付くメリットは運動面だけではありません。日頃から疲れにくくなるので、生活面でも充実します。
私も、ベジタリアンになる前は、お肉こそスタミナの源だ!そう信じていました。
ベジタリアンになった当初もその考えは変わりませんでした。
しかし・・・
当時私は、4kmを週に3〜4日走ることを日課にしていました。
元々瞬発力はありましたが、持久力がなかったので、4km走るのでいっぱいいっぱいです。
それが、ベジタリアンになって2週間が過ぎた辺りから、4kmを楽々走れるようになりました。
走るのが楽しくなり、走れる距離もぐんぐん伸びました。
今までの自分が嘘のようです。
そして気がついたら、2017年に沖縄本島1週(400kmマラソン)を69時間で走りきっていました。
自分でも信じられないくらい、スタミナが付きました。
最初はスタミナが付いたことと、ベジタリアンの関係は結びつきませんでした。
ベジタリアンの効果やメリット第4位!【健康になる】
ベジタリアンの効果やメリット第4位は【健康になる】です。
人にはそれぞれ個体差もあります。同じものを食べても、良い反応が出る人もいれば、逆に悪い反応が出る人もいます。
しかし、間違いなく言えるのは、私たちの体は100%食べたものからできているということです。
人を良くする。と書いて【食】です。
良い食事は間違いなく、私たちの身体を良くしてくれます。
私は幼少期の頃から喘息が酷く、大人になってからもシーズンごとに風邪を引くくらい、体が弱かったです。常に何かしらの病院にお世話になっていました。
しかし、ベジタリアンになってからの15年間で、外科に1度、皮膚科に1度、歯科に数度、行った以外、内科系の病院には1度もお世話になっていません。
勿論、ベジタリアンになれば、誰でも健康になるわけではありません。
ベジタリアンの効果やメリット第3位!【精神的に穏やかになる】
ベジタリアンの効果やメリット第3位は【精神的に穏やかになる】です。
第4位の【健康になる】にも通じますが、私はベジタリアンになってから、自分でも実感できるくらい、心が穏やかになりました。
私は元々短気で、すぐに頭に血が昇るタイプでした。そのため、人と争うことも多かったです。
しかし、ベジタリアンになってから、そういうことが殆どなくなりました。
言葉で表現するのは難しいですが、心穏やかで平穏でいられるようになりました。
理由は一つではありませんが、最も大きな理由は腸内環境の変化(改善)にあると感じています。
私は元々、極度の便秘症でしたが、ベジタリアンになってから、嘘のように快便になりました。
便の嫌な臭いもなくなりました。
皆さんも【腸は第二の脳】という言葉を聞いたことがあると思いますが、幸せホルモンと言われるセロトニンの95%は腸内で作られていることがわかっています。
腸内のセロトニンが直接脳に作用することはありませんが、「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」といって、腸と脳は互いに影響し合っています。
要するに、腸内環境が良い状態(セロトニンでいっぱい)であれば、脳にも良い働きをする。ということです。
少しイメージしてみて下さい。
毎日快便の人と、便秘の人ではどちらの人の方が心が穏やかでしょうか?きっと、殆どの人は前者と答えるはずです。
私は攻撃的な自分の性格が大嫌いでしたが、ベジタリアンになって腸内環境が整ったおかげで、自分の性格が好きになれました。
ベジタリアンの効果やメリット第2位!【地球が好きになる】
べジタリアンの効果やメリット第2位は【地球が好きになる】です。
第3位の【精神的に穏やかになる】にも通じますが、ベジタリアンになると精神状態が穏やかになります。
そうなると、これまで自分のことだけしか考えられなかったのが、周りにも意識が向くようになります。
ベジタリアンになって、色々と勉強したこともあるかもしれませんが、私はベジタリアンになってから、色々なことに興味関心を持つようになりました。
その中でも、地球環境のことは特に強く関心を持つようになりました。
残念ながら今の地球は良い状態とは言えません。
私たち人間が好き勝手し過ぎた結果、地球環境は深刻な問題を抱えています。
しかし、そのような状況でも、地球は私たちに怒ることなく、必要なもの全てを与えてくれています。知れば知るほど地球は素晴らしいです。地球はまるで一つの生命体です。誰にでも平等に、愛を与えてくれています。
ベジタリアンになってから、私は地球のことが大好きになりました。
人間が好き勝手してきたことには申し訳ないと思いますが、だからこそ、そんな地球が笑顔になることを少しずつでもしていきたいと思っています。
地球の素晴らしさに気付けたのも、ベジタリアンになったおかげです。
ベジタリアンの効果やメリット第1位!【自分の感覚に素直になれるようになる】
そして、ベジタリアンになって良かったことの第1位は【自分の感覚に素直になれるようになる】です。
これは私がベジタリアンになって一番強く感じているメリットです。
現代人の多くは、様々なことを頭(思考)で考え過ぎ、そのせいで、多くの悩みを抱えてしまっています。
しかし、本来の私たちは、多くのことを感覚(直感)で判断することができます。
自分にとっての正解や不正解。
自分にとっての好きや嫌い。
自分にとっての良い食べ物とそうでない食べ物。
これらを直感で判断できるのが、本来の私たち人間です。
これは科学的な根拠があるわけではありませんが、私の周りのベジタリアンも、口を揃えて、同じことを言います。
恐らくこの理由も前に説明した【腸脳相関】です。
腸内環境が整うことで、思考もクリアになります。
思考がクリアになるので、自分にとっての正しい情報や必要な情報がキャッチしやすくなります。
私は、ベジタリアンになる前は、思考がガチガチになっていましたが、ベジタリアンになってから、面白いように直感が働くようになりました。
これには、科学的な根拠があるわけでないので、順位に悩みましたが、私自身、一番強く感じているメリットだったので、今回は【自分の感覚に素直になれるようになる】を1位にあげさせて頂きました。
(結論)私はベジタリアンになって良かったです
今回はベスト5形式で紹介させて頂きましたが、まだまだこれ以外にも、沢山のメリットを感じています。
勿論、あるのはポジティブな側面だけではありません。
全ての物事には必ず、両方の側面があります。
それでも私は、15年ベジタリアンを続けてきて本当に良かったと思っています。
順位は独断と偏見ではありますが、当記事が一人でも多くの方のお役に立てれば幸いです。
まとめ
今回は、ベジタリアンの効果やメリットとして【スタミナが付く】【健康になる】【精神的に穏やかになる】【地球が好きになる】【自分の感覚に素直になれる】の5つを紹介させて頂きました。
勿論、やり方や人によってはデメリットの部分もあります。
大切なのは、自分の心の声を聞くことです。ベジタリアンになることで、自分の心の声(直感)が素直に聞けるようになります。
ぜひ、自分の心の声に従って、健康的な毎日を過ごして頂ければ幸いです。
【参考文献】
・【江戸時代の飛脚】意味は!?速さや1日の走行距離・食事・給料・走り方など!
エシカルフードのプラントベースフード
私たち、エシカルフード株式会社は「食生活が、地球環境を守る」をテーマに、肉食を控える食生活~Meatless Diet(ミートレスダイエット)~という、新しいライフスタイル・価値観を提唱するために、2021年6月に発足しました。
地球にも、身体にも、動物にも優しいプラントベースドフード」の企画開発・販売と“Meatless Diet”のための有益な情報発信を通じて、あなたの健康と地球環境を守りたいと考えています。
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